2020-02-28
今年が閏年だということをさっき知りました。ただ特段得した気になるわけでもなく一日が過ぎていくのでしょう。
2月中旬養分供給。
さて、2月の作業おさらいの続きです。
改植のための伐採作業はひとまず置いといて、土壌への養分供給作業へと進みます。
まだまだ寒い日もあるとはいえ3月に入ると草や虫達が動き出します。みかんの樹はすでに芽吹きも始まっていて、枝の節からゴマ粒ほどの小さな新しい緑が顔をのぞかせています。
もう少し暖かくなって地温が上がると根が活動を始めますので、それまでに必要な養分を土に馴染ませておきます。
まずは肥料というよりは土作りの一環で腐植酸苦土とカキ殻の2種類。粒状なので袋からバケツに入れ替えながら手で撒いていきます。
2種類を別々にやるので2回畑を巡ることになります。散布量としては10aあたりで40kgと少量なので結構早足です。 やってるうちに段々と腕が上がらなくなり、飽きてくる頃に作業は終わります。
今年は堆肥も。
そして今年は久々に堆肥も入れました。畜産業者さんがトラックで持ってきてくれた牛糞バークです。
10aあたり700kgをマルチ栽培の遊休区に使います。少ないです。
コンテナに入れ替えて運びます。乾いていると軽いので力持ちになった気がします。。
株元に置いていきます。少量すぎて土壌改良の役には立ちませんが、役に立つほどたくさん入れてしまうと栽培体系自体が変わってしまうので、あくまで保湿と発根を促すために少量です。
春肥も。
そしてさらに今年は生産区に春肥も投入です。これまで生産区には無施用だったのですが、今年は樹の状態があまりよろしくないので、硫安(窒素の化学肥料)を少しやって様子を見てみます。ちなみに遊休区はぼかし肥料を後日です。
施肥に関しては「種類は多いが量は少ない」というのを基本姿勢にしています。「 及ばざるは過ぎたるよりまされり。 」です。「腰が引けている」とも言えますが「足りない分は足せばいいのだ」とも思っています。
しかし最近の天候不良はみかんの樹の生育にも大きな影響が出てきていますね。収穫までに樹が持たなかったり、樹勢が回復し難くなってきたり。
毎年対応を変えていく必要を強く感じていますが、物言わぬ植物相手なので果たして適切なのかどうか分からないまま手探りで行こなっている状況です。
さらに隔年結実とかやっているから生産区と遊休区で作業内容や使う資材が違うので、どんどんややこしくなってきてもはやカオスです。