みかんの生育状況-2020.8月

みかんの生育状況-9月

2020-09-02


まだまだ暑い日が続いていますが、確実に少しづつ秋が近づいてきているなと昼間以外は感じるようになってきました。
9月に入ると急にみかんの収穫シーズンが目の前に迫ってきた感じがして、気持ちだけが焦りだします。

現在の生育状況。

というわけで8月末時点の状況をお知らせします。

極早生みかん:横経40-50mmくらい

結局8月はほとんど雨が降らなかったので大きさは1ヶ月前とあまり変わらないみたいですが、果皮が薄くなってきたところを見ると少しは大きくなっているようです。
葉っぱの色がかなり薄くなってきて、樹のエネルギーが底をつき始めています。ここから成熟がどんどん進んでいく予定です。(希望的観測)

これは10月下旬収穫予定の「日南1号」という品種です。
果肉の色はほぼ完熟状態ですがまだまだすっぱいです。これから約1ヶ月半の時間を掛けて、少しづつ酸味が抜けてくると同時に甘味と旨味が増していきます。(希望的観測)
今年は果皮にカビなどによるキズが若干多く見られます。果実形成時期の防除が上手くいかなかったことの現れですが、腐敗に繋がるものではないので、お客さんにはそのままお届けします。

ちなみにこちらは12月収穫の「尾崎中生」です。まだ果皮が固く果肉色も薄くて、まだ生長の真っ最中といった感じです。

不知火:横経45-60mmくらい

こちらはせっせと水やりをしたおかげで順調な肥大を見せております。
収穫が半年後の品種なので、とりあえず今は摘果やキズの元になる枯れ枝を切りながら生長に全力を上げていきます。
葉っぱや果皮に白い斑点が見られますが、これは1ヶ月以上前に行ったカビ予防の殺菌剤です。雨が降らなかったので付着したままですが薬効はほぼ無いと思われます。

断面図はこちら。
1ヶ月で少し果肉に色がついてきたかなというところです。摘果した小さいサイズのものなので、大きなものはもう少し美味しそうな感じかもしれませんが、もったいなくて切れません。

はるか:横経45-55mm

「はるか」は「不知火」よりもさらに遅い収穫の品種ですが、こちらは夏場の水分ストレスが美味しさに関係しているため、水やりはせず頑張ってもらっています。このあたりの詳しいメカニズムはよく分からないので経験と勘でなんとかしていきます。

こちらが断面。まだ白くて固くて内容は考慮する段階にはありません。細枝がやたらと枯れる品種なので、ひたすら枯れ枝を切って果皮のキズを防ぎます。

あ、ブラッドオレンジの写真撮るの忘れました、、、
ちょっと大きくなった以外は変わりなしです。

レモネード:横経35-40mm

レモネードが植えてある場所は少し水はけの悪い所なので、水やりなしでも順調に大きくなっています。
品種それぞれに耐候性や水の要求量が違うので「何をどこに植えるか。」というのが結構大事だったりしますが、実際に育てて収穫するまで分からないことも多く、途中で引っ越しする訳にもいかないので、品種と場所選びは熟考しつつも、植えてしまえばあとは環境にあった育て方を模索していくのみです。

これから秋の長雨や台風もやってくるので、祈りつつ見守るといったことが増えて来るのだけれど、とにかく目標地点にはなんとしても着地して、お客さんに喜んでもらえるように頑張っていくのでございます。
販売の準備も少しづつ始めています。


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