極早生みかんの収穫の様子はその2。

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運搬車で倉庫に運び込まれたみかんはこの選果機の上を転がりながらサイズ別に仕分けされていきます。

このときもみかんにダメージがないか常にチェックしています。腐りに直結しない傷や汚れ(まだ身の青いうちに付いて自然治癒した病害虫からの傷)はあまり気にしていません。

そして最終段階での傷のチェックは特に入念に行いながら地元の市場にはビニールの袋、遠方の市場やお客様への直接販売には5kgや2.7kgの小さめの箱に詰めて出荷していきます。

みかん箱について

10k入りの通常の箱を使わないのは、完熟のために果皮が少し柔らかいので、下のほうの果実が潰れないようにするためです。それと5kg箱もフタで押し潰すことがないように少し大きめに作ってもらっています。

別注の割には古臭い、いかにもみかん的なプリントデザインですが(笑) これはデザインまで気が回らず既製のプリントだからです!…と言い訳を言っておきます(ーー;)

昔、木箱などを使って運んでいた時代は隙間なく詰めていたそうです。そのほうがお得感があり見栄えが良いとされていたらしいのですが、汽車や船で運んでいたために、すっかり変形してしまったものを見た関東方面の人は、みかんは四角いものだと思っていたという話もあります。

そんな状態で長時間移動させたものだから、当然多数の腐敗を出し「腐ったみかん」の喩えを生み出していくわけです。 本当は少し隙間があって呼吸ができる状態のほうが痛み難く、味も変らないのです。

ただ出荷数の少ない2.7kg箱ついては、既製の3kg箱に2.7kgを入れて対応しています。