台風がゆっくりとやって来ています。

 07/10/2014

昨日沖縄を通過した台風8号は、今昼過ぎに高知室戸岬をかすめて東に向かっているようです。
断続的だった強い雨は、この昼過ぎからは絶え間なく降りしきって,時折強い風も吹くようになってきました。

もともと雨量が多く、比較的雨には強い地域なのですが、2011年9月の台風は、大きな被害と教訓を残していきました。
早い時点での避難勧告と、それに対して住民が素直に反応していることは、減災に大きな効果を挙げていると信じられます。

「何事もなくてよかった。」といいながら避難所から帰って行けることが一番大事だと思います。

畑の様子は

北東農園は丘陵地の上のほうにあり、潅水や土砂崩れなどの心配はないのですが、その代わり遮るものがなにもなく、風に晒されることになります。
しかも自宅がそのてっぺんにあって、台風のたびに轟音とともに家が揺すられ続けます。
築40年。なかなか怖いです。

みかんの樹が風によってなぎ倒されることはほとんどないのですが、根張りの浅い品種(うちでは不知火といしじ)が時折倒れることがあって、そんな時は台風が過ぎてから起こしに行きます。
つっかえ棒をして、外に出てしまっている根を切っておけば一時期樹勢は落ちますが、1-2年でまた結実し始めてくれます。
ただ、元通りに直立してくれるわけではないので、おかしな樹の形ではあります。

果実に関しては、リンゴや梨のように落果してしまうことは少なく、風によって傷が付き、腐敗したり見栄えが悪くなったりはしますが、比較的台風には強いといえます。
特に今の幼果の時期は傷が付いても自己修復するので、果皮に跡が残るだけのことが多いです。

雨が少し強まった中、ひと通り畑を巡回して、排水路に邪魔なものが詰まっていないか確認をして、マルチシートが捲れないように重石をきっちり置いて、あとは空のコンテナやバケツが転がっていないかを見て、掘っ立て小屋のような倉庫に
「倒れんといてや!」と声をかけて、自宅で待機です。

台風のたびに壊滅的な打撃を受けて、それでもなお、翌日には粛々と復旧に取り掛かる農家のたくましさは、日本人の根本的な精神の源流を成すものだと思います。
どうか少しでも被害が小さく収まりますように。