2015年5月19日(火)
2月から始まった剪定作業がやっと終わりました。
極早生みかんから始まり昨日の不知火まで、ひとつの作業としてはいちばん長期間に渡ります。
もちろん防除や施肥など他の作業と並行してやっているのですが、90aを親父と二人で3ヵ月はいかにも時間が掛かり過ぎです。
考え込んでしまって作業の手がちょいちょい止まってしまう私のスピードが原因なんですけどね。
この「剪定」という作業はみかん農家にとって技量の差が形に現れやすく、樹を見ただけで上手だとかあまり手を掛けていないとかが分かるようです。
剪定講習会というようなことも毎年行われていて、その年の作柄に合った枝の切り方や、新しい技術などを学ぶ機会が設けられていますが一度も行ったことがありません。
うちの場合、植栽本数が多くて通常の樹形では管理し難く、隔年結実法では枝の切り方も変わってきます。さらに品種によっても芽の動き方が違うため、独自の剪定が必要になってきます。
今だその方法が確立できていないうえ、数十年前の剪定方法が染み付いた親父とのせめぎ合いもあり(笑)時間が掛かってしまってるのが現状です。
毎年テーマを決めてトライしているのですが、なにせ答えが出るまで半年、隔年区に至っては一年半先という長期展望が必要なのでなかなか前に進んでいるような気がしません。
早く剪定方法を確立させてスピードを上げていかないといけないなあ。
最初に剪定した所はすでに3ヵ月経ち、花の少なかった樹は多くの新芽が伸び過ぎてジャングルのようになっております。日当たりが悪くなっているので2度目の剪定でございます。