土木な日。

土木な日。

2025-01-25

さて1月の下旬であります。一年で最も寒い時期なのでありますね。

寒い時期は力仕事ということで、春に植える区画の畝を立てたり、通路整備などの土木作業をしているのであります。

園地の整備と同時にお正月に増えた体重を元に戻す仕事も兼ねているのであります。
ヤッケ(汚れ防止のナイロンの上下服)の中はTシャツ1枚でちょうど心地よい暖かさになるはずが、昼間の気温が連日15℃です。もはや春の陽気なのであります。大汗かきながらの作業となっております。

ここには「田口早生みかん」を4列(80本)植える予定です。マルチシートを敷く前提なので畝間の幅や角度はできるだけ正確にやっておきたいところですが、測量技術が皆無なのでやたらと時間がかかってしまいます。

運搬車の通り道は排水路も兼ねているので、雨で土が畝から流れ出た土を元に戻して、水たまりが出来ないように整地します。

この通路の整地は数年に一度の作業なのだけど、その度に石がゴロゴロと出てきます。子どもの拳位の物から大人の拳2つ分位の物やら時には頭の大きさ位の物まで出てきます。

どうやら先代が通路に沿って石を入れていたようで、おそらく排水のためだと思うのだけど少し土を削っただけでそれが出てくるというのは、園地全体の土が痩せてきているのだろうなと思います。

とはいえそのままにしておいてもジャマになるので、園地の隅に穴を掘って石を放り込んでいくわけですがなかなか面倒くさい。

そして時にこんなものまで出てきます。

肥料袋、、、

どうやら土の流れを止めるために埋めてたみたいで通路に沿って並べられています。しかしこれはどう見てもゴミじゃんね、畑にゴミ捨てたらあかんよねとか思いながら土の中から引っ張り出していくわけですが、先日SNSでも「畑の中から古いゴミが出てくる!」っていうのを見かけたのね。あぁ、どこにでもあることなのねと思っていたら

昔(数十年前?)に配布されていたパンフレットだそうです。ゴミがさほど問題になっていなかった当時は、事業ゴミは自己責任で処分してねってことだったのだと思います。

今では完全に非常識なことなんだけど、時代が変わればいろんなことが変わるのだなぁ、掘り起こしたゴミは土を払って乾かして業者に処分してもらう作業をするのは次の世代なんだなぁ、自分たちの次の世代にはなにが非常識だと言われるのかなぁ、それにしてもめんどくさいなぁ、、、

とかぼんやりと考えながら作業をしていると、突然ポトポトっと頭と肩になにかが落ちてきた。

あられか??

でも数滴で止まった

あられでも雨でもない

晴れてる。

ひょっとして

帽子を脱いで見たら

鳥の う、、、

てめぇ~このやろ~~!!💢

見上げるとはるか高くにトンビらしき者たち数羽がくるりと輪を描いておりました。

よくそんなとこから当てよったな!

すごいな!

ほぼ無風やな!

当てるつもりがあったのかどうか聞いてはみたが返事はなし。

むしろ当たった私が素晴らしいのではないか?

そんな生あたたかい昼下がりの午後2時でございました。

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