防除のタイミング(おさらいその4)

防除のタイミング(おさらいその4)

毎日お付き合い頂き有難うございます。気の長いお方も居るものだと感心しております。w

2023-05-31

5月28日に早くも梅雨入り発表がありました。ちょうど台風がやって来ていることもあり正しく雨が降り続いております。

この時期に雨が続くとみかんに付く病害虫が心配になるところですが、10日ほど前に防除を行っているので今回の雨では病害の心配はないと思われます。思われてると言っても自分で思っているだけで、被害の大半は小さくて見えないので本当のところはどうだか分かりません。答えが出るのは2.3ヶ月先になると思います。

これが前回の防除から日にちが経っていて、天気の予報が変わってしかも長雨予報だなんてことになると焦ります。

防除の回数を減らしたい1剤でも使用を減らしたいというのが基本姿勢なので、防除の間隔はできるだけ長く取ろうとするわけですが、この間雨が続くと薬効が切れて病害が出るんじゃないかと気が気じゃなくなるのですね。当然雨が降ってる最中に防除しても意味がないので、雨空と天気予報アプリを頻繁に見比べてはイライライライラするわけです。

もう、ハゲそうになります。。

しかし経験というのはありがたいもので、就農した最初の頃は防除の間隔が少し空いたり予定日に雨予報だったりするたびに絶望したりお天道さんを恨んだりしてたこともあったのですが、そんなことも20年繰り返していると、これくらいの雨ならまだ大丈夫とか、薬効が切れたからといってすぐさま病害が激発するわけでもないだろうとか、最終的にちょっとくらいみかんが汚くなってもお客さんは気にせず買ってくれるだろうとか、少しづつ余裕を持って考えることが出来るようになってきましたね。その余裕のおかげかさほどハゲることもなく現在に至っております。(お、なんや?)

農作物を作るに当たってはこの「防除」が非常に重要な事柄になるのですが、その前に病害が発生しにくい環境を作るとか、強い健康な作物にすることが優先で、農薬は最終的な手段として考えると気持ちと経費に余裕が出てきます。

とりあえず次回の防除は台風後に行うこととします。とはいえ2日ほどの晴れマークの後はずーーっと傘マークになってるのが気になる。。