2016年7月31日(日)
全国的に梅雨も明け、夏本番という雰囲気が出てきました。
春頃の天気予報では、今年の夏は過去最高の暑さになるとか言ってたけど、熊野は今のところ普通?な感じです。
夜なんかは特に暑さを感じることもなく、エアコンはお好み焼パーティをやった時に一度点けただけで、夜中は掛け布団に包まらないとちょっと寒いくらいです。
まあ、これからが本番なので気を引き締めて参りましょう。
どう引き締めるのか分かんないけど。
梅雨明け後。
みかんや柑橘類にとって気温が上がり雨が少なる夏場は、水分が不足してストレスの掛かる時期です。
温州みかんは夏から秋にかけて、この水分ストレスが掛かれば糖度が上がり、甘くなるといわれていて、そのため「マルチシート」を設置して雨が土壌に染み込まないような対策を施す栽培方法もとられています。
ただ、水分ストレスを掛け過ぎると、実が大きくならなかったり、酸っぱいみかんになったり、樹が枯れたりするので、これから夏場の水やりがとても重要な作業となってきます。
「毎日500㍑/10aというのがベスト。」という試験データを見て、それを鵜呑みにしてやってみたことがありました。そしたら樹がゲッソゲソに痩せこけてしまい、水分要求量は土質や天候でかなり違いがあるのだということを知ったわけです。
それ以降は毎日樹や果実の状態を見て、潅水のタイミングと量を決めていきます。その塩梅は自己流です。
パッチワーク。
雨らしい雨が降ってからすでに2週間以上経っていて、徐々にストレスが掛かってきているのが見て取れます。
遠目から見ると生産区画と遊休区画がはっきり分かれていて、まるで北の大地の美瑛の丘のようです。
はい、明らかに言いすぎです。
葉色が薄れて黄緑色になってきています。
他の畑のみかんと比べて2-3まわり小さめです。
すでにストレスに耐え切れず落ちた葉が多数あったり、キンカンほどの小さな実がたくさん成っていたりしますが、そういうのは出来るだけ見ないようにして、今の状態を維持することに尽くします。