あともうちょっと。

あともうちょっと。

2026-10-13

10月に入って良い天気が続いているのであります。
実は極早生みかんの食味がなかなか上がってこず心配していたのでありますね。

なぜに食味が上がってこなかったのかというと、9月の長雨のせいなのですね。

もう少しで収穫だぁ!という時期に太陽が雲に隠れて雨ばっかり降られると、光合成ができないので甘くならないのですね。

なぜ光合成しないと甘くならないのかということにつきましては、他の人に聞いてもらいたいのでありますね。

加えて雨のせいで敷いているマルチシートの下までぐずぐずと湿っているわけです。雨よけのシートとはいえ、これほど降られると土の中まで染み込んでくるのですね。これもまた食味が上がらない大きな要因の一つなワケです。

根っこが水を沢山吸い上げて水っぽい味になってしまう、というくらいのことは、私でも、え~、なんとなく分かるのであります。

で、それが10月に入った頃から晴れの日が増えるにつれ、土も徐々に乾いてくるに従い食味もどんどん良くなってきた。

と、こういうような塩梅となっております。

あの長雨がなければもっともっと美味しくなっていたはずなのになぁと思うのだけれど、お天道さんのすることですから文句言っても仕方がないわけで、味が良くなってきたことに感謝をするのでございます。

平年に比べて朝晩の寒さもより強く感じていて、朝晩が冷えるということはみかんの色づきが進むということで、色づきが早いということはたいへん良きことなのでありますね。

なぜ朝晩が寒いとみかんが赤くなるのかということにつきましては、これもまた他の人に聞いていただきたいのでありますね。

ただ、食味が良くなっている中で、色づきがあまり早過ぎても中身と外見のバランスが取れないと感じていますので、慌てずじっくりとそのの時を待っているといった状況となっています。

その間に当園の考える美味しいみかんとは…というあたりをご説明させていただいておきたいと思うのであります。(前回同様こちらも毎年使いまわしている記事ですのでご了承下さいませ。)

北東農園の選別基準

果物はその年の天候によって美味しさが大きく変わります。
陽射しが少なく雨が多い年は糖度が上がらず水っぽい味になるというのは知られた話ですが、みかんの場合は収穫直前の雨にすら影響を受けてしまうくらいデリケートな果物です。

「見た目が同じなのに味が不安定」という欠点を払拭するために、生産者はいろんな努力をして品質の安定化に努めるわけですが、なかなかお客さんの「ハズレを引いたらイヤだな」という気持ちを消すことはできていません。

このあたりは過去記事

美味しいみかんの見分け方→

産地によってみかんの味に違いはあるのか→

ブランド化はみかん産業の救世主となりうるか→

などでも書いていますので暇なときにでも読んでみてください。

北東農園の当たりハズレ。

過去にみかんをお買い上げいただいた方からこんなご意見が届くことがありました。

「去年の方が美味しかった。」「昨年と違う品種?」「味が悪いのに値段が一緒なのはどういうことかっ!!」

つまり期待外れだったということです。

申し訳ないと思いながらも、「いくら努力をしていても毎年同じ味のみかんを作るのは不可能なです。でもその中から私が「これなら大丈夫!」という基準をクリアしたものだけをお届けしています、決して美味しくないものをお送りしたわけではないのでなにとぞご理解戴きたいのです!」

という説明をするわけですが、初めて食べた北東農園のみかんがたまたまとびっきり美味しかった場合、翌年のみかんの出来が悪くないにも関わらずガッカリするという事態が起きてしまいます。
しかし、「今年は不味いです。」とも言えない。なぜ言えないのかというと、販売基準をクリアしたものだけをお届けしているからです。

つまり「とびっきりではないが十分美味しい」と思っているからです。

そしてこの「美味しさをどう伝えるか」という難題についていろいろと考えた挙句に思いついたのが「食味レベル表示」です。

食味レベル表示

食味レベル美味しさ販売の目安
1美味しくない販売しない
2あと一歩販売しない
3美味しい販売
4とても美味しい販売
5とびきり美味しい販売
  • 北東農園独自の食味基準です。
  • 収穫したみかんの美味しさを5段階に分け、味のレベルを表すことで購入の目安にしていただくためのものです。
  • 糖度はあくまで栽培上での目安なので表示はしません。糖度、酸味、旨み等を総合的に判断して決めています。
  • レベル3以上は区別せず箱に入ります。
  • 同一品種を対象としているため、同じレベルでも「極早生みかん」と「早生みかん」では美味しさが違います。
  • あくまで当農園内の独自基準で、他産地や他の生産者との比較ではありません。

という感じです。

品質を揃える。

通常みかんの樹には数百個のみかんがなっています。
その中で樹の状態や枝の太さ、果実がなっている位置などによって、大きさや着色度合いや味がさまざま異なり、美味しいものから美味しくないものまで混在してぶら下がっている状態です。

北東農園ではこれを5段階に分け、レベル3以上と判断したものを収穫して販売するようにしています。

品質を揃えるための栽培管理はもちろんのこと、収穫段階では美味しいものを先に収穫し、着色の遅いものや味の乗りが悪いものは食味が基準値以上になるまでそのまま熟成させ、後日改めて収穫します。

そして収穫したみかんは倉庫に運ばれ、さらにもう一度選別を行いながら箱詰めします。
これらを私一人で行うことで品質の安定を徹底させています。

当たりの取り扱い。

食味レベル2以下のいわゆる「ハズレ」を入れないことで「美味しいみかん」を保証しているつもりなのですが、販売基準を超えるレベル3以上のものについては区別なく入れています。

このレベル3以上を区別しないのは、目で判別するのが難しく、食べてみて初めて分かるものだからです。
そのため毎年お買い上げいただいているお客様にとってはどうしても「当たりハズレ」があると感じてしまうことになります。

天気が低調でレベル4以上が少ない年は食味レベル3とし、少量販売して終了します。
逆に天気に恵まれた、いわゆる当たり年にはレベル4とし、とびっきりの美味しいみかんがたくさん入ったものをたくさん買っていただけます。

食味レベル表示の意味。

レベル4の翌年にレベル3だった時の「買わない選択肢」の提示。

つまり「昨年より美味しくないんだったら買うの止めとこ。」という判断材料の提示です。

ここまでくどくどと説明しましたが、毎年お買い上げいただいているお客さんにしか伝わらないし、「毎年買ってるけど違いがよく分からん。」とも言われます。
独りよがりっぽいし分かりづらいなあと自分でも思いますので、もしご質問があれば遠慮なくお問い合わせ下さいませ。

他の産地や他の生産者さんの作ったみかんの味について私が関知するわけもなく、ただ北東農園のみかんについて「ハズレなし」をモットーにしています。
もしよければ一度お買い上げ頂き、お客様の口で判断していただけたらなあと思います。

とりあえずみかん買って下さい。(*^^*)

順調に行けばあと1週間ほどで販売を始める予定です。

現在の極早生みかん(日南1号)の様子です。

水が足りなかったせいでデコボコですw
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