マルチング。

夏の日焼け対策。

2023-07-22

庭先に植えてある桃の木にたくさんの実が成りました。なんの手入れもしていないのでいつもだとほとんどが落ちてしまうのですが、今年はなぜか赤くなるまで頑張ってくれました。品種は不明ながら実が付きだして約10年以上経って初めての実食でございます。

とりあえず一個ありがたく戴いてみたのですが、お味の方は床にこぼしたいろはす天然水桃味をメラミンスポンジで拭き取ったやつを食べたような感じでした。残りはそのままにしてカナブンたちへのおすそ分けということになりました。

先日約2週間ぶりに雨が降りまして、萎れていたみかんの樹も少しは元気を取り戻したように見えます。

今年は着果が多く樹に負担が掛かっているうえに、ここ2週間雨が降らず(19日時点でまだ梅雨は明けていないはずですが)連日35℃前後の気温と相まって早い段階から樹勢(樹の健康状態)が下がってきております。

この状態、つまり夏場の水分ストレスが美味しいみかんを作るための大きな要因ではありますが、7月下旬ですでにこの状況は少し早過ぎる気がする。

このままだと樹が枯れてしまうのですでに灌水を2度。プラス先日の雨で少し持ち直した感じです。

雨が欲しいところなのにその雨を遮断するマルチシート(上の写真の白いシートのことです)を敷いているのは矛盾した話でもあるのですが、これから台風や秋の長雨に備えておく必要があるのですね。
雨が降ってきたから傘を差すみたいに簡単なことではないので今のうちから敷いておきます。ついでにシートの白い色はある種の害虫が忌避するため防除の意味合いもあります。

適度なお湿りの雨を利用できないのはもったいないことですが、過ぎたるは及ばざるごとしです。
人為的に水が足りないという状況を作り出し、その足りない分だけを補うように生育をコントロールするのが「マルチ栽培」という手法になります。特に収穫期直前の大雨による過水分はみかんの味に直結するのでこのシートを使ってコントロールするのが狙いです。

収穫期の早い「極早生みかん」はもうすぐ生長期から成熟期に切り替わりますので、そのスイッチが少しでも早く入るような管理をしていきます。

収穫期の遅い「早生みかん」や「中生みかん」はもう少し生長期間があるのでシートの展張も後回しです。とはいえ梅雨明けからしばらくは雨が降らないというのが恒例なので敷いていてもいなくても関係ないのですけどね。古くなって薄汚れたマルチに害虫の忌避効果があるのかも疑わしいし。。

まあとりあえずこれから秋にかけては月間降雨量が300mmを超えてくるので、しっかり敷いて備えておきます。

しかし暑いなぁ。。

作業自体も重労働だし何よりシートの上は照り返しがキツくて余計に暑いんだなぁ。

こんなことならもっと涼しい時期にやっておけば良かったなぁと木陰で長い休息を取りながらぼんやりと考えたりするわけですが、たぶん去年も同じことを考えていたはずだなぁ。昨年よりぼんやり度が高くなってる気もするなぁ。

もう少し大きなクーラーボックスに買い換えようかなぁ。