極早生みかんと不知火の現状況。

ブランディングにおける栽培方法。

2019-07-14


梅雨というよりは雨季といったほうがしっくりするほど降り続いている三重県熊野地方です。畑ではとりあえず極早生みかんのマルチシートの展張を終えたので、梅雨明けからの水分負荷待ちといった状況となっています。

しかし、青い空に浮かぶ太陽を最後に見たんは何時やったっけか?というくらい、ちゃんとした日差しを浴びてないなあ。

「雨が多い年はみかんが不味い。」というのはよく聞く話ですが、 梅雨時は果実の成長期に当たるので現段階での雨は味に影響はしないとは思うのだけれど、今年ほど日差しが少なくて土が湿った状態が長く続いているのを経験していないのでちょっと自信はない w。

そしてこの雨の影響で幼果はスクスク過ぎるくらいスクスクと成長しており、昨年より少し大きめの仕上がりになりそうです。
とはいえ昨年が2S寄りのSが平均サイズだったことを考えれば、丁度良いサイズに収まってくれそうな感じはします。

不知火は。

不知火は5月に樹勢の低下が見られたものの、その後ゆっくりと回復し果実肥大もまあまあ順調。
成り数は少なめですが昨年豊作だったことを考えるとそこは案の定といったところです。

横経40mmくらい。
5月中旬。

5月中旬での状態です。葉は黄色くなって枯れ枝もちらほら。
昨年の天候と豊作の成り疲れとハダニの被害と作り手がヘタクソという条件が重なった結果ですが、この後黄色い葉が落ち、それと入れ替わるように新芽が出てくれたおかげで、

7月中旬。

樹は枯れずに済み、なんとかここまで回復。当然のことながら自然落果も多くてこの樹の着果は数個 w。

でもよくよく考えてみれば昨年がたまたま調子良かっただけで、毎年ほぼほぼ同じことを繰り返しているところに進歩のなさなさを感じます。

あれこれ手を変えて改善策を打ってるつもりなんやけど結果が全然ついてこんなあと思うわけですが、まあとりあえず味の確保が出来ていれば失敗とはならない!

と、思います。

この後の日程としては、黒点病予防の枯れ枝切りとマルチシート関係の作業に追われてほったらかしになっていた畑周りの草刈りをやっていきます。