秋の肥料 つづき。

11.22秋肥

2013年12月4日


秋肥

通常温州みかんの場合、春と秋の二回肥料をあげます。 この時期に施用する秋肥は、収穫までに使ってしまった養分を補給するためと、来春に新しい芽を出し花を咲かせるために使う養分を樹に吸収させるためです。

ミカンの品種や土質によって、あと、どんなみかんを作るのかで肥料の種類や量を決めていきます。  

アミノ酸肥料

北東農園ではアミノ酸肥料を使っています。「ぼかし肥」ともいわれていて、魚粉や植物、海草などの有機質を発酵させた(ぼかした)肥料です。

必須養分のなかで最も多く必要な窒素が5%と低いのですが、そのほかのビタミン、ミネラル、アミノ酸が多く含まれています。これらが土壌中の微生物や根から吸収されて循環することで、樹や土の健康を保つ役割をしています。

でもこれを使った日は、お風呂に入ってしっかり洗ってからでないと、人に会えないくらい芳しい香りがします。

当初はさらさらした粉状で掴み易くて撒き易いのですが、この肥料の中には無数の微生物が活動していて、日数が経つごとに分解発行が進んで次第に固まってきます。

そうなるといちいち砕いてからでないと作業が出来ないというめんどくさい代物です。 これをバケツに移して1本の樹に3~4つかみ、手で均一になるように撒いていきます。

弱った樹にはひとつかみ余分に、強すぎる樹は少し減らしたりと、微調整をしながら全部の樹が同じ樹勢(樹の勢い、健康状態)になるように撒いていきます。  

でもこの有機質肥料というのは化成肥料や化成と有機を合わせた配合肥料と比べて、肥料としての効果が圧倒的に弱いのです。樹勢を回復させたり早く効かせたりしたいときでも、仕事をしてくれているのかいないのか、あんまり判らないのです。

一般薬と漢方薬の違いのような感じです。   それでも続けているのは、土壌バランスを保つためと、この肥料によって美味しいみかんが出来ているという確信(のようなもの)があるからです。